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ごあいさつ

ごあいさつ

若い頃は家を継ぐという事に漠然とした不安と嫌悪を感じていました。
自らの人生の行く手を、己以外のものに制約される事に対しての抵抗は青年として当然であったと思います。

しかし、それだけの理由で歴代が己を滅して自らを投入してきた家業に背を向ける事は、父を含めた先人達に対して無礼であるとも感じていました。
改めて心を整え、陶業の世界に入ってみると、それまでの受験競争の中で存在すら気付かなかったまったく別のもう一人の自分を見出す事になったのです。

文明の利器など何もなかった時代の先人達の優れた手仕事に出会いました。そして、そこには熟慮と哲学が存在しました。又、言われのない偏見の中で耐えながら、それでも真っ直ぐに父祖の業を守ってきた人々がいました。更には四百年の昔遥かに玄界灘の波濤を越え、見知らぬ国でその技を糧に第二の人生に挑んだ初代達の悲しみも偲びました。

そして、ようやく漠然とした未知なる『未来』に挑む事は、通り過ぎた未知なる『過去』へ挑む事と同じである事に気付いたのです。その瞬間、私にとって我家の伝統は私を縛るものではなく、私にとってかけがえのない宝となり、それは同時に私の向かうべき道になったのです。

今の「私の仕事」は私の仕事であると同時に、父を含めた歴代の工人達、そして工房の仲間、即ち「私たちの仕事」なのです。木偶の私は常に歴代に刻まれた先人達の仕事に学び、その底流に流れている自然への感謝と畏敬の心を大切に、現代の時代に挑んで参りたいと思っています。

When I was young, I felt a vague sense of uneasiness and hatred for inheriting a family business. I take it for granted that I resisted being restricted by anyone but me as a young man.

However, with only such a reason, I also felt it rude for pioneers including my father to turn back on the family business to which our ancestors had devoted.

When I fixed the feeling some other time and entered the world of the ceramic industry, I discovered another myself whom I did not find his existence even in the entrance examination war.

I met the predecessor's excellent handwork of the time without the convenience of civilization etc. Then deliberation and philosophy existed there. In addition, I found the people who had been straightforwardly keeping the work of ancestors with enduring prejudice which they had never known.

十五代 沈壽官

十五代 沈壽官 プロフィール

1983年
早稲田大学 卒業
1988年
イタリア国立美術陶芸学校 GAETANO BALLARDINI ファエンツァ校専攻科卒業
1990年
大韓民国京畿道 金一萬土器工場にてキムチ壷製作 修業
1999年
1月15日、十五代 沈 壽官を襲名
2001年
8月 大韓民国ソウル「世界陶磁器EXPO2001」出品
2002年
3月 米国ニューヨーク「ASIA SOCIETY MUSEUM」にて「NEW WAY OF TEA」透彫香爐 出品
2003年
9月 大韓民国ソウル 錦湖美術館「現代韓日陶芸展」参加 錦湖美術館買上
2006年
1月 内閣総理大臣官邸 薩摩蝶乗花瓶 常設展示
2010年
10月 フランス パリ・エトワール美術館にて「歴代沈壽官展」を開催
2011年
12月15日 大韓民国全羅北道南原市名誉市民に推戴される
2013年
11月 大韓民国慶尚北道青松郡名誉郡民に推戴される
2015年
鹿児島陶芸家協会会長に就任
11月 大韓民国 ソウル大学にて「日韓交流正常化50周年記念 十五代沈壽官展」を開催
2016年
高円宮記念日韓交流基金 選考委員就任

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