びっくりした。2

15代日記 | 2009年8月31日

戦いが終わってみたら、自民党の中にも可哀相に思える点がある。いくら良い新人が入っても取締役会が旧態依然としていたら彼等の新しい提案なんか何もならない。僕の知る中でも、素晴らしく優秀な自民党若手、小泉チルドレンはいた。 そして彼等はかなりの踏み込んだ提案をしたが、ことごとく退蹴られた。そして、今回彼等は全て散った。当選回数の多いベテラン達はこうゆう逆風が吹いている時、自分達の比例順位を下げ、万が一に備えて自民党の明日を託すに足りる掛け根無しに優秀な若手を上位に据える、つまり自ら礎になる心意気は無かったのだ。結局、選挙区で負け、復活当選してくるのは、統合参謀本部にいたお馴染みのあの顔ぶれの方々である。 これじゃ、散った彼等は浮かばれない。こう考えるとホントの戦犯が見えてくる。 結局、このお馴染みの方々は、選挙運動ではない、就職運動なのだ。

ページの先頭へ

びっくりした。

15代日記 | 2009年8月31日

選挙、凄い逆振れだった。 最近、どのチャンネル観ても、『ノリピー』ばかりだった。 フラストレーション溜まってたので、超エキサイティングだった。選挙って、物凄くドラマチック。そんな地殻変動の凄まじい鳴動が聞こえる中で、ノリピー所属事務所社長の会見をテレビ各社が一斉にライブ放送した見識には恐れ入った(笑) やはり相変らずだ。 さて、政治は本当に変わるのだろうか…? 以前、読んだ本に書いてあった記事だ。 プラトンという哲学者の言葉。『国民』とは巨大な腕力を持った『船主』なのだそうだ。しかし残念ながら、この『国民』という名の怪力の『船主』はとても目が悪く、更に耳が遠いそうだ。そして『政治家』とは、その船の舵に群がる『水夫』である、と。故に政治家達は目が悪く、耳が遠い怪力の船主に優しい音楽を聞かせ、寝付かせてしまおう、とするらしい。何故なら、一旦寝付かせてしまえば、船を何処に運ぼうと、積み荷をどう分け合おうと、やりたい放題と謂うわけだ。だからこそ政治家には哲学が必要なのだとプラトンは結論付けている。 確かに、今こそその通りだ。今回は、その耳が遠く目の悪い船主が目覚め、ついに怒ったと言うわけか…? いずれにせよ、失望を味わいたくない。どの政党であれ、願う事はそれだけだ。
今夜から、早速マスコミは組閣の予想を始めるのだろう。 そして予想が外れると、その理由として、裏話をそれらしく流し、言い訳を繰り返す。 黙って発表を待てばそれで済むのに…いつも思う。
又、彼等の憶測報道にしばらく付き合わされるのだ(笑)。

ページの先頭へ

15代日記 | 2009年8月18日

ブログ随分さぼったもんだ。 見てみたら八月一日以来になる。 あっというまに盆も過ぎた。 今年も例年の如く、提灯を飾り、オハギを作り、墓には団子、迎え火、送り火を焚いた。
我が家の仏壇にお供えをする時に不思議な事がある。 毎日小さな足の付いた膳を4つ、そこに新しい御飯、新しい汁、酒に肴、それに箸を供える。その時、必ず足の無い平の盆に同じものを乗せ、これには箸は付けずに供える。 この五番目の膳を『おふけさん』と呼ぶ。この『おふけさん』なる者が一体誰なのか私は知らない。 不思議な習わしだ。
我が家は不思議な事がまだある。例えば我が家の祀る神様は三人、 それらが一体誰か私は残念ながら知らない。 その前に御神体まである。 石だ。 不思議な石。触るとそこだけ濡れたように光るのだ。 見ていると吸い込まれそうな艶の無い黒い石。それ以外に地の神様、火の神様、水の地蔵、天神様、元禄時代の武士の神様、渡来の頃の下男、下女の墓、等々、お正月に餅を飾る場所だけで二十五ヶ所もあるのだ(笑)。 家を継ぐと云うことは、これらを守る事でもあるのだろう。

ページの先頭へ

バス

15代日記 | 2009年8月1日

151-1
 韓国を去るにあたり、世話になった利川(イーチョン)の柳 承烈さんに挨拶に行く。
 ソウル江南バスターミナルからローカルバスだ。
 ここから大きく二つの路線、湖南線と慶釜線に別れ韓国中を走る。
 この辺りは、新興の江南区(漢江の南)ではあるが、田舎から来た連中の喧騒に満ち溢れている。
 親友の哲ちゃんはハングル文字をイカのリング揚げみたいだ、と話したが、イカのリング揚げの洪水の中に一人でいる。
 
 出発時刻は電光掲示板に表示されている物と、買ったチケットに記されているものに40分のズレがあった。
 これは韓国では日常的でKTX(韓国新幹線)でも時間や停車駅の情報は錯綜する。
 そこで、買った窓口の女性に確認するとチケット通りです…と素っ気ない。
 更に掲示板の事を聞くと私は知らない…と。
 まるでモスクワ空港並みだ。

 彼女を信じる事にして、ターミナル前に軒を連ねる食堂の一つへ入った。
 選んだ理由はその食堂のオバサンが一番優しそうだったから…。
 僕の注文は、冬干しした白菜と沢山の小さな巻貝の身を味噌と熱々の牛骨スープて煮込んだ汁、それに三種類のキムチと白飯で5000ウォン(400円)。
 
 出来上がりを待っていると太ったオバサンが登場。
 この店の旦那がそこの食堂で飲んでいるらしい。
 すると、いきなり優しそうに見えたこちらのオバサンが吠えた。
 せっかく知らせに来たのに、吠えられた側の太ったオバサンも負けてない。
 しかし二人の怒鳴り合いは何故か簡単に済んだ。
 つまり店のオバサンはこの忙しい時に、知り合いの客と出かけたきり戻らない旦那に完全にブチ切れているのだ。
 太ったオバサンは自分の店に戻り、やがて旦那から電話。
 奥さんは猛烈な抗議を行い、一方的に電話を切った。
 その合間にも僕の注文の料理は着々と進んでいる。
 あまり怒ると料理の味に差し支えるのでは…、案じているとそこに旦那が帰還。
 一人ではまずいと思ったのか別の知り合いと戻って来た。
 しかし、おかみさんの怒りは頂点に達し、止まらない。
 旦那は苦笑し、無言で海苔巻き(キムパ)を作り始めた。
 長年の経験から、こうゆう時は何も言わないのが賢明だと知ってるのだ。
 僕の注文が来た。
 美味い…、あのバトルの中で作られたとは思えぬ程美味い。
 スープにご飯を放り込み、スプーンで食べる。
 一度、干された白菜は最高の旨みを出し、昨夜のテキーラ漬けの胃を癒してくれる。
 やがて徐々に怒りは収まると、お客がジョークを飛ばし、それを契機に雰囲気は一変爆笑へ。
 おかみさんは僕を笑顔で見送ってくれた。

 ようやくバスに乗り込んだが、今度はバスが出ない。
 座席の数以上にチケットを出していて、一時間前のバスに乗れなかった連中を今度のバスに乗せると言う。
 すると今度乗る中で乗れない人が何人か出るわけだから、もう我先だ。
 チケットには指定席の表示があるが誰も守らない。
 と云うより、前のバスの連中がいるので、座席指定など意味ない。
 遂に客とバス運転手との間にバトル勃発。
 更にオバサン客同士の口喧嘩も始まり、これらが十分続いた。
 車内では携帯は鳴りまくり、平気で声高にしゃべってるオヤジもいる。
 外は携帯の声すら聞けない程の蝉時雨。
 もう滅茶苦茶だ。
 まさに国中フーリガン状態だ。
 しかも、これが治まるから不思議だ。
 泣いたり、笑ったり、怒鳴ったり…、感情むき出しの忙しい連中だが、憎めない人々である。
 何年たっても変わることがない韓国の風景だ。
 クーラーの効き始めた車内で皆すやすや眠っている。

ページの先頭へ