スピード社

15代日記 | 2008年7月24日

70-1
 風呂に入ろうとしたら、風呂の縁に濡れた海パン。
 それとゴーグルにスイミング・キャップ。
 海パンのサイズから、どうやら次男がフル装備で風呂で泳いだらしい。
 我が家の風呂は膝を曲げて肩まで入る、日本標準サイズのお風呂である。
 
 良く見るとスイミング・キャップにスピード社のロゴ。
 記録ラッシュのスピード社製の水着、レーザー・レーザーは買えないが、せめてスイミング・キャップで噂の存在を味わおうとしたのだろう。
 大体、あいつの小遣いで買える筈無いし、買ったところで、中学の授業で着用出来る筈も意味も無い。
 しかし、気持ちはよく解る。
 更に、押さえきれない衝動から、風呂に飛び込んでしまったのだろう。
 こんな田舎にもスピード社の偽物が早くも売られている事は素晴らしい。
 パッチ物とは知らない次男に聞いてみた。
 『スピード社、どうだった?』
 『あぁ、やっぱ、凄いよ』
 僕は風呂に潜って、パッチ物のスピード社に感動してる次男の方が凄いと思った。

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