暑中お見舞い。

15代日記 | 2008年7月17日

67-1
 梅雨が明けたら…とにかく暑い。
 『太陽がいっぱい』と云う映画があったが、鹿児島のこの光線の量は何だ。
 遠慮無しと云うのはまさにこれだろう。
 こんな時は思い切りクールなマイナスイオンを浴び、吸引することだ。
 北国ならいくらもあるであろう、クールスポット。
 南国鹿児島にもオススメのポイントはある。
 その中で姶良町の『布引の滝』(ぬのびきのたき)はどうだろう。 吉野台地から流れ落ちる幅2メートルの滝は白い布の様な爆布を描き20メートルを落下している。
 大きな滝ではないが、清潔で、ごく至近距離から見れるし、霧状になった水は冷たくてとても気持ち良い。
 誰も来ない滝までは木製の遊歩道があるので、アホな蝉達の大合唱を聞きながら、サンダルでも大丈夫。
 是非、この夏、一服の涼を求めに行ってみては?
 
 こんな良い場所を見つけると、とても嬉しいものだ。
 車で休みの日に当てもなく走り、普段なら絶対行かない脇道に入り、突然、可愛い見知らぬ村に出くわした時は『千と千尋』ではないが、夢の様だ。
 いい仕事と同じで、丹念にコツコツ積み重ねて作られた景色は実にいいものだ。
 そんな事の積み重ねが故郷を想う心を作ってくれると思う。
 三十年前、東京から夕方、新幹線に乗り、博多から臨時急行『かいもん』で深夜帰省する学生の頃、八代を過ぎる頃は乗客もまばらになり、床に塗られたグリスの香りと故郷に帰る連中の飲んだビールやイカの匂いも薄れ、その夜の闇の中で見た故郷は実に寂しく、哀れだった。
 故郷に帰る高揚感も無く、ただただ虚しいだけだったのを記憶している。
 今は違う。
 風が吹けば手を合わせ、雨が降れば手を合わす。
 人間変われば変わるもんだ(笑)
 何故か中島みゆきの『ホームにて』を想いだした。

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