有難いことに

15代日記 | 2011年1月21日

日本橋三越で開催中の『沈壽官歴代展』に沢山のお客様に来ていただいている。
百貨店サイドは1日約1000人程度の来場者を予定していたが、初日から3000人の来場で、連日それが続いている。

有難い事だ。

今回の展示会は410年前に韓国より伝わった陶芸が鹿児島で薩摩焼として成長し、やがて日本の近代化の潮流の中で世界市場へと翼を拡げていった様を解説的に展開している。
薩摩焼の事を知らなかった方も沢山おられる中で、1月16日(日)9時からの『新日曜美術館』が非常に良い呼び水になったと、しみじみ思う。

司会の姜 尚中さんは素晴らしい人だった。
穏やかに相手の話を受けて、相手の言わんとする所を簡潔にギュッと要約してくれる。
だから、次に話を継ぎやすいのだ。

世の中には『要するに!要するに!と言いながら、話を更に複雑にする奴がいる。全く要してない。
かと思うと、日本語を知らない外国人に、大声でゆっくりと日本語を話している奴もいる。
相手は耳が遠い訳ではないのだ。

その点、姜さんはまるで違う。
深く理解しようと、全力で考えてくれる優しさに満ちている。

故にかなりモテるらしい。
成る程、だろうな…と思う。

誰だって、深く理解されたいし、自分が自分を理解る以上に自分を理解ってくれる人がもしいたら、かけがえのない素晴らしい存在だ。

姜さんの人としての魅力はそこにあるんだと思う。

『新日曜美術館』は23日(日曜)夜8時からNHK教育テレビで再放送されます。

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