コーラス

15代日記 | 2009年6月11日

 深夜、鹿児島から福岡まで車で移動した。
 山江という熊本県の山あいの村にあるサービスエリアに立ち寄った時だ。
 誰もいない駐車場、だだっ広い深夜の駐車場に車を停め、ドアを開け、外に出た僕の耳に飛び込んできたのは、女性コーラスグループによる『五木の子守唄』。
 あの『おどま盆ぎり盆ぎり…』の五木の子守唄だ。
 想像してみてほしい。
 深夜の駐車場で車を降りたら、風に乗って響き渡る哀愁に満ちた『おどま盆ぎり〜…』。
 コーラスの女性たちには失礼だが、状況を誤ると、まるでヤマンバの群れか、おいてけ堀、はたまた、お菊の井戸からの合唱だ……。
 背筋が寒くなったと同時に、これを『やりましょう!』と提案し『そうしましょう!』と云う人々が居た事に絶句する。
 
 一度、深夜の三時過ぎ、一人で車を飛ばして行ってみたら一興だ。
 
 僕は一人では絶対行かないだろう。

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