個展開始

15代日記 | 2008年4月23日

いよいよ始まりました。
 僕の催事の場合百貨店の了解が得られたら、会場の入口を正面から見えなくしてしまいます。黒いパーティションを交差させ、そこのずらした間を入口に見立てます。そのパーティションにタイトルを大きく掲げます。お茶席の『にじり口』の感覚で、外と内の世界の結界を作ります。以前、某店では『入口を塞ぐなんてふざけてる』と叱られた事もありましたが、非日常的空間を演出するために考えた事で、それなりに結構勇気がいるもんです。
 展示材料は和風の服紗や畳は用いず、艶消しの黒いカッティングシートとアクリルの板で構成します。
 プライスカードも敢えて左側に置きます。
 照明はピンとワイドを両方用いて、暗くなりすぎないように注意します。
 壁面は尊敬する友人である詩人の岡田哲也氏の直筆の詩を飾ります。
 BGMは専ら韓国の民族楽器を用いた瞑想曲。
 かように、作品だけでなく、空間の構成にも随分気をつかいます。仕事が良ければ、そんな事する必要は無いと言われるかも知れませんが、彫刻の人達は展示をとても大切にします。作品にとっても晴舞台ですからね。

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