茶名

15代日記 | 2008年12月12日

 京都に向かっている。
 来年5月、『茶名披露』を行うのだが、その為に裏千家の御家元に挨拶に伺うのだ。
 『茶名披露』とは御家元から『茶名』を頂いた者が、茶人を招いて茶会を開く事を言う。
 
 茶道は亡き母が裏千家をやっていた関係で、母に勧められて僕も裏千家でやりだした。
 とは言うものの、以前も書いたように不良在家信者みたいなものだった。
 ろくに稽古しない僕に比べて、女房はしっかり十何年も稽古を積んだ。
 しかし年月とは恐ろしいもので、こんな僕にも茶名申請の機会がやってきた。
 恐る恐る夫婦で出してみたら、なんと頂けるというではないか!

 ちなみに『茶名』と云うのは茶道を行うのに特に熱心な者に、御家元の『宗』の一字を賜るの事だ。
 たとえば『田中洋子』さんなら、『田中宗洋』という具合。
 そうなると、僕は『寿官』だから当然『宗寿』となるわけだ。
 ところが、ここで問題が起きた。
 女房の名前が『寿美子』なのだ。
 つまりどちらが『宗寿』になれるのかが大問題となったのだ。
 
 結果、『宗寿』は女房の手に落ちた…。
 僕は『宗官』。
 『沈 宗官』…、謎の中国人貿易商の様だが、何故か治まりは良い。
 明日は御家元、今日庵は事始め。
 来るべき新年の用意を始める日だ。
 この日に合わせて全国からご挨拶が訪れるのだ。
 僕は来年5月の『茶名披露』に向けてお濃茶の猛特訓が始まるのだ!……ろう…。?

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