登り窯

15代日記 | 2008年10月30日

 一昨日から登り窯に火が入っていた。
 僕の出張中であった。
 十八歳から僕について窯を焚いてきた久保君(三十歳)と小学生の頃から窯を焚いてきた二人の息子(高ニと中三)達がやってくれていた。
 昨日昼過ぎに帰宅した僕も、ソッコー着替えて、そのまま合流。
 炎で焼けた笑顔で彼らは迎えてくれた。既に温度は千度だ。
 一昨日から学校を休んでいる息子達は、寝てない割りには元気そうだ。
 やはり若さ。
 窯焚きは今朝未明に終わった。
 そして二人ともウダウダと学校に行った。
 普段、勉強しろ!ズボン下げるな!と怒鳴っても無駄な二人だが、家の仕事だけは良く手伝ってくれる。
 しかも敬語を使う。
 面白い。

 窯焚きは経験だ。
 焚いた事の無い陶工にはその難しさと楽しさは絶対分からないだろう。
 しかも、陶芸教室ではなく、プロの窯でなければならない。
 
 十一月一日の午後一時に窯出しだ。

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