『ゴルゴ?』

15代日記 | 2008年9月14日

 台風がついにやってくる。
 
 『満を持して…』と言うより、かなり遅い登場であり、今年初めての上陸になりそう…?だ。
  
 遅い台風はデカイ!とは言われるし、過去にはルース台風なんぞと云う化け物も居た。
 
 今年も太平洋高気圧が元気で、これまで十二人の兄弟達の挑戦を退けてきた。
 今度の十三番目の挑戦者は、弱った太平洋高気圧の隙を突いた形ながら、かなりの腕力の持ち主。
 『ゴルゴ某』か…?
 
 台風は陸にぶつかると若干弱まる。
 障害物に乗り上げたような感じなのだろう…。
 いずれにせよ、暖かいマリアナ沖の海上ですくすくと育った台風は、元気一杯の高速回転で、先ずは沖縄に激突する。
 八重山群島、沖縄諸島は台風の最初のアタックを受け止める、日本の沖堤防であり消波ブロックだ。
 ここで猛威を奮い、一瞬体力を消耗した台風は、奄美群島、トカラ列島という飛び石に引っ掛かりながらも、再び加速北進し、九州に襲い掛かるのだ。
 島々はまるで、猛突進してくるアメフトの超重量フォワードに、一人、又一人と立ちはだかる小粒な日本人軽量フォワードの様だ。
 
 待つ身の私達から見ると、飲酒運転の大型ダンプカーが、我が家に向かって蛇行運転しながら突っ込んで来るみたいだ。
 
 テレビ局は御約束の洗礼儀式の様に、新人アナを海岸に出向かせ、大騒ぎをさせるのだろう。
 とりわけ、キー局がある東京に向かいそうだと分かった時のヒステリックな騒ぎっぷりには、根底にある『東京中心主義』と『ひ弱さ』が垣間見えて、毎回苦笑してしまう。
 
 では台風が上陸すると根こそぎにやられるか…?と言うと必ずしもそうではない。
 コースと侵入角度が問題。
 『風』には通り道があり、驚く程の被害を受ける場所があるかと思うと、すぐ近くで全く被害を受けない場所もある。
 従って、サイズや風力の問題だけではなく、コース、角度、タイミング次第で被害状況は一変するのだ。
 操作する事なぞは出来ないから、受け止めるしかないのだが…。

 『台風一過』
 
 十三番目の兄弟が荒々しく吹き荒れた後、あの騒がしかった蝉達も何処かへ去って行くのだろう。
 あいつらの声で梅雨明けし、その終焉で本格的な秋を迎える。
 
 いよいよ『秋』が来る。

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